中国伝統芸能・歌劇の一つ、中国語で「戯曲」に分類される「川劇」。
息つく間もなく次々と変わるマスク(変面)や三国演義の代表的な物語を題材にした演目、火噴きなどなど
見るものの目を引き付けて離させません!
●概要●
川劇は清朝末以後「戯劇」と総称される「戯曲」に属します。
北京発祥の「京劇」と同時期に完成しましたが、四川の歌劇「川劇」は「京劇」とは異なる趣です。
庶民らが自分の演出の合間に、他省の演技を見たり、共演や技の競演などの交流を通じて技が磨きあげられました。
こうした演技者同士の創意工夫と努力によって、より多くの観客に受けいれられ、人気になった、まさに「庶民の伝統芸能」です。
四川省都成都市は、川劇の故郷といわれ、唐代には「蜀戯冠天下」(「蜀」は“四川”の意、川劇は天下を冠する)と称えられていました。
雲南省、貴州省でも民族民間芸術として親しまれています。
四川オペラ(川劇)を観劇できる場所、方法は演目と共にさまざまです。
期間限定のものや、劇場やレストランでのショーなど形態もさまざま。
外国人観客が多い時には、内容を簡潔に分かりやすく構成し、視覚的に訴える見て分かりやすい内容を多く取り入れたアレンジに。
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